au AQUOS zero5G basic DXの発売決定 なんと価格は8万円
先日SHARPから発表されたAQUOS zero 5G basic が、遂に9月19日にauから発売されることが決定しました。
こちらは先日発表されたAQUOS 5G basicの媒体です。前作AQUOS zero2と同じ6.4インチのSHARPの自社開発有機ELディスプレイが搭載されており、AQUOS zeroシリーズの代名詞ともいえる軽さという特徴は無くなってしまいましたが、前機種と同様黒フレームの差し込みにより疑似240㎐という驚異のリフレッシュレートを誇っています。
AQUOS zero2との主な違い
- バッテリーが3130mAhから4000mAhほどへ増量
- 広角(標準)カメラの画素数が4800万画素へ増加
- 超広角カメラの画素数が約2000万画素から1300万画素に低下
- 新たに望遠カメラの追加
- SoCがsnapdragon800番台から700番台の5G対応モデルにダウングレード
- 前作の141gから182gへ重量化
- イヤホンジャック搭載
- エッジの消失
- 本体側面にボタンが一つ追加
このようになっています
今回auから発表されたモデル
こちらが今回auから発表されたモデルで、名前の末尾に「DX]という文字が追加されています。おそらくauで取り扱うのは上位モデルのRAM8GB ROM128GBモデルだと思われます。すでに予約が開始されており、その値段はなんと税込81515円!
はい、やってくれました。このスマートフォンに搭載されているSoCはSnapdragon765 5Gです。5G対応モデルであるということを加味してもこの値段設定はあまりにも強気で個人的には高過ぎると感じました。全機種AQUOS zero2はauにて約97000円で販売されていましたが、あれは当時最上位のSoCを搭載していたから許されていることであって、現在ミドルハイ程度の性能のSnapdragon765 5Gを搭載している機種としては8万円台という値段は正直考えられません。
ちなみにauでは現在Snapdragon865を搭載しており、antutuベンチマークでも現在世に出ているスマートフォンの中で最高レベルの性能を誇る「OPPO Find X2 pro」が現在au オンラインショップで92000円ほどで販売されています。
そして、AQUOS zero5G basicとほぼ同じSoCを搭載しているXiaomi Mi 10 liteは、現在auオンラインショップで約4万円ほどで販売されています。これらの機種は中華メーカーのものなので他と比べると軒並み値段が安いですが、zero 5G basicに一万円足せばほぼ倍近い性能を誇るFInd X2pro そして約半額でほぼ同スペックのXiaomi MI 10 liteを購入できるとなれば、いかに疑似240Hzという特徴があろうともあえてそこで「AQUOS zero 5G basic DX」を選択する人は少ないのではないでしょうか。
まとめ
今回のzero5G basic DX、正直に言わせてもらうと「一体どの層へむけたスマートフォンなんだ」というのが率直な感想です。先日この機種と一緒に発表AQUOS senseシリーズの最新機種も発表されましたが、これらの機種も普段使い程度では普通に使える性能を有しており、タイミングの悪いことに先日のSoftbankの投げ売りのおかげでAQUOS zero2の相場が崩落しており、ゲームもそこそこして疑似240Hzを味わいたい人はそっちの方へ行ってしまうのではないでしょうか。発表された際に値段によっては購入したいと考えていたので少し残念です。まぁauはzero2の際もdocomoより約1万円高い値段で販売しており、今回のzero5G basicにはRAM6GB ROM64GBモデルも存在しているため、それがdocomoから発売されれば多少の値下げには期待できるでしょう。
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