arrows tab Q5010/EEG レビュー 配布タブレットとしてはどうなのか

 どうも皆さんこんにちはよーいちです。今回は愛媛の公立高校に配布されたPCであるarrowsタブについてレビューしていきたいと思います。

 

このタブレットについて

 このタブレットは国のGIGAスクール構想の一環として富士通が生産している学校で配布する前提のタブレットPCで、GIGAスクール構想の推奨PCとして必要最小限のスペックのみを備えた製品になります。windows 10 pro を搭載しているのはそういう理由です。まぁ国がなぜpro版を推奨しているのかは本当に意味が分かりませんが

本体について

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 こちらがarrows tabの本体になります。10.1インチのタブレットということもあってサイズ感は結構小さめです。ベゼルは全体的に太く、上部のベゼルにカメラが埋め込まれています。ディスプレイに関しては1080×1920のFHDとなっています。

 

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ボタン類は、右上の部分に電源ボタンや音量調節ボタン、あとなぜかQRコードリーダーの起動ボタンがあります。これに関しては本当になぜ存在しているのかが分かりません。

 端子類

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端子に関しては右側面に集約されており、

・USB-C×1

・USB×1

・SDカードスロット

・充電端子

・イヤホンジャック

となっています。ちなみに充電器の端子がイヤホンジャックに刺さりますがこれは仕様です

本体のスペックとしては

Intel Celeron N4020

RAM 4GB

ROM eMMC 64GB

Windows 10 pro

といった感じで正直かなりギリギリです.

ちなみにうちの高校はこのPCを6年間使い回すそうです。正気じゃないですね。

背面

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 背面はこんな感じになっており、端末の型番やら管理番号を記したシールなどいろいろ貼ってますね。あとほんのお気持ち程度の200万画素のアウトカメラもありますが、おそらく使われることはないでしょう。一応端末の四隅にはゴムパッドのような落とした際に衝撃を和らげるための補強がされています。小学生にも配布される可能性もあるのでこれはいい配慮だと思います。

動作について

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 Celeron RAM4GBなのでyoutube見るだけで動作めちゃくちゃ重いのかなぁと思っていましたが、今のところはそれなりに快適に動きます。全画面への切り替えはちょっともたつくかなぁと感じますが普通に動きます。あとはchromeでいろいろ検索してみましたが、高速でスクロールでもしない限りはそこそこ動いてくれます。

その他ブラウジングについて

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 さすがにCeleronなのでスクロールしまくると普通にCPU使用率が100%に張り付きます。まぁこの辺は仕方ないですね。

スピーカー関連
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 オーディオ関連については、フロントステレオスピーカーとなっており、このようなスピーカーが左右に搭載されています。音質に関しては微妙で、中低音はそこそこですが高音が若干弱い印象でした。まぁ授業用途なのでスピーカーについてはそこまで気にならないでしょう。

バッテリー持ちについて

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 バッテリー持ちについてはそれなりに持ちます。今のところはめちゃくちゃいいというわけではありませんが特に持ちが悪いということもありません。まぁ5年後、新一年生の手に渡るまでこのバッテリー持ちを維持できるかはわかりませんがね

 

まとめ

正直私は国産にこだわらず、普通にiPadなりcore i3、RAM8GB以上のPC、もしくはchromebook辺りを配布するべきだと思いましたね。それに6年も使い回してバッテリーもヘタり、傷まみれの数世代落ちのタブレットPCを配布される新入生がかわいそうでなりません。せめてもう少しいいスペックのにするべきだと思いましたね。,